ご挨拶

株主の皆様へ

株主の皆様へ

「Power of Equity®(株式議決権の力)」を実現する唯一無二のコンサルタント集団として、我が国のIR・SR、M&A、リーガル、証券代行のビジネスフィールドにて、プレゼンスを高めてまいります。

コロナ禍は、今まで何の問題も感じていなかった人々の接触や、クロスボーダーな生活、仕事のあり方に大きな問いを投げかけており、世界そして我が国の経済活動は、想像を超えた新たな変革の時代へと突入したと考えております。当社グループのお客様である上場企業の皆様にとって、この変革への対応についての考え方、実行力、スピードそしてリカバリーに要する期間が、マネジメントの能力として今まさに問われる局面に入りました。こうしたマネジメントの質がフォーカスされる中、我が国上場企業をターゲットとするアクティビストの活動は過去最高に達しており、世界の主要なアクティビストが続々と日本市場に参入しております。加えて、ストラテジックバイヤー(事業会社)や大株主による支配権争奪も日常的なイベントとなりつつあり、我が国の資本市場においても、欧米のように経営支配権争奪、すなわちTOBならびに委任状争奪戦による議決権の確保が極めて重要な経営戦略と位置づけられるようになりました。

こうした中、当社が過去20年以上にわたりコア業務として拡充してきた「Power of Equity®(株式議決権の力)」を実現する唯一無二のコンサルティング集団~SRコンサルティング、AI・SRリサーチ、投資銀行(PA:プロキシー・アドバイザー、FA:フィナンシャル・アドバイザー)、証券代行~が、徹底した「お客様に寄り添う」「少数株主の保護を絶対視する株主共同の利益の向上」、近時においては「独立系ゆえのConflict of Interest(利益相反)の回避」の柱のもと、顕在化する資本リスクに迅速かつ適切に応えることで、着実かつ加速度的に成長を遂げています。とりわけ、大型プロジェクトを多数受託することで積み上げてきた支配権争奪に関するM&Aのノウハウが、拡充強化された投資銀行部隊に最適に結合され、新しい投資銀行(FA)としての評価が高まっています。

また、経済産業省は本年6月に「事業再編実務指針」を発表し、上場企業における事業ポートフォリオの見直しを、ボードメンバー(取締役会)が最低年1回実施することを要請する予定です。今後マネジメントにとって、事業ポートフォリオの各事業のベストオーナーは誰なのかを突きつけられることが増加します。こうした動きはアクティビストに加えて、ストラテジックバイヤー(事業会社)の動きをますます活発化させることも予想されます。また同省の「公正なM&Aの在り方に関する指針」が提言するように、M&AにおけるConflict of Interest(利益相反)の問題が、イベント・ドリブンの絶好の機会をアクティビストにもたらすことも懸念されます。

当社は唯一無二のエクイティ・コンサルタント、インベストメント・バンカーとして、IR・SRコンサルティングで築き上げてきたお客様に寄り添う絶対的な姿勢を、高度な専門知識が求められる投資銀行業務においても、より一層強固に貫きながら、お客様のニーズに一つひとつ丁寧に、実行力と結果にこだわり応えてまいります。さらに我が国の資本市場の改革者を標榜する当社は、早期に業務活動をリモートワークに切り替えました。自社社員としてAI技術者やITエンジニアが多数在籍する強みを最大限に活用し、従来の因習にとらわれない新しいワークスタイルへ不断の投資を積極的に行いながら、お客様により迅速かつ効率的なアクセスが可能となる独自の業務体制の確立に向けて、大きく舵を切ります。

株主の皆様には、引き続き当社が針路を定める我が国のIR・SR、M&A、リーガル、証券代行の大海原(ビジネスフィールド)にて、当社が大いなる改革を旗印に、新しい大陸(存在していたものの、気づいていないフィールド)を発見しプレゼンスを高めていくことができますよう、一層の応援をよろしくお願い申し上げます。

株式会社アイ・アール ジャパンホールディングス
代表取締役社長・CEO
寺下史郎